罪を犯した人の命式をいくつか参考に読んでいて、どこがとは書きませんが共通点はあるなぁと思いました。でもそれは、四柱推命から推測しなくとも、人間というものを考えれば、だいたいこういう要素が絡んでいるのだろうと予想がつくことです。

では、要素があればそうなるのか?ですが、私はそれは違うと考えています。何が一線を越えさせるのかは一概には言えないと考えているからです。

また、要素を火種と言い換えた場合、そこに油を注ぎ、より火を強くさせるような時期が巡ってきたとしても、罪を犯した人とその時期が分かっているからこそ、出火原因として読めるのであって、命式も運勢も、「自分に対して何かしてくるもの」ではないですよね。

同じ生年月日の同じ時間に生まれている人が全員罪を犯すなら、大変では済まされないことです。それこそ、命の選別の様な考えに繋がり危ないと感じます。

(イラスト:LooseDrawing)

参考にした命式の中には、なぜ罪を犯したの?と思うほど、ある意味普通の命式がたくさんありました。

罪を犯したという目で見れば、自我が強かったとか、自分の思想が強かったとか、それが社会へ良くない形で向けられてしまったということはあるかもしれません。けれど、その要素は社会で活躍したり目立つ人にもよくある要素でもあります。

刀ばかりの命式で、人を刺す人だと読むことはありませんし、その可能性があるとも読めません。不穏な火種があったとして、さらにそこに油を注ぐような運気が来たとしても、だからと言って直接罪とは繋がりません。

なぜでしょう。

命式も運勢も指示書ではないからです。

(イラスト:LooseDrawing)

昔、私がシステム開発の勉強をして就活をしていたころ、友人にぼそっと、向いてないと思うとこぼしたことがありました。

その時友人は、「自分で手に入れた能力なんやから好きにしたらいいねん」と言ってくれ、当時の私にとって大きな言葉でした。

命式にあるのもね、そういうことで、命式を魂の地図とか宿命という人も多いのですが、私はそれについては違う意見で、あの時友人が言ってくれた言葉のように「好きに使ったらいいねん」というスタンスでいます。精神が健やかであるならばという前提はありますが。

宿命って「生まれる前から決まっている変えられないもの」という意味ですが、四柱推命って神様が作ったものじゃないからね。計算で出せて、人間が利便性を求めて作ったものです。生まれる前からってなんやねんって、ちょっとロマンのないことを言ってみます。

(イラスト:いらすとや)

価値は簡単に変わります。時代が違えば、英雄になることも犯罪者になることもあります。立場が違えば味方にも敵にもなるように、この命式だから罪を犯すとか、悪い人だとか良い人だと判断することはできません。

命式が罪を犯させるのではなく、罪を犯した人の命式と運気を読めばこういう要素が見つかったというだけのことです。

だからね、何度か書いてる気がしますが、色々検索して、良くない意味を見つけたりしても安心してください。それを不安に思える人は多分大丈夫だから。

でね、その見つけちゃったものは一旦見なかったことにしてください。大抵の場合、単体での意味で書かれていると思うのですが、単体では意味を確定できません。でも、どうしても心配で打ち消したかったら占い師に聞いてみてください。

私のところに来てくださって、もしも、現状と合わせて確かにちょっと不安だねとなれば、一緒に小さくできる策を考えましょう。

自分が悪魔に身を委ねなくても良いように、辛いこと楽しいことのヒントや、自分を満たすポイントは命式からも見つけることができるので、私と一緒に見てみたいなと思われる方はお声がけください。

解決へのヒントなら「会議室」、全体的に自分の要素を知りたいなら「研究室」がおススメです。どちらか迷う場合は一度お問い合わせください。

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