四柱推命の勉強をするときには著名な方の命式をたくさん参考にします。

その方についての情報を得やすいですし(その情報が正しいかどうかは別の問題ですが)、命式が持つ性質が分かりやすく現れている場合が多いからです。

ですから、この星を持つ有名人はこんな人たち、とブログなどで書かれている方も多いのですが、そもそも「命式を活かしている」とか「性質を上手く使う」とはどういうことだと思いますか?

(イラスト:LooseDrawing)

私が多くの命式を見て感じたことは、ご本人が上手く使えているかどうかよりも、そもそも命式自体に違いがみられるということです。

干関係の流れに滞りが少なかったり、根があり、社会のエリアの星と自分がしっかり繋がっていると、その性質をまっすぐ自分に取りこむことになります。

つまりそのような命式の場合、それをご本人がそのまま活かしやすいのですね。言い方を変えれば、それしかない、という感じで道がはっきりとしています。

はっきりしているが故に、運気などで自分にとって逆風が吹くと大きく落ち込みます。それしかなかった道に障害物が置かれるのと同じだからです。

逆に、追い風が吹くと世界的な大会で優勝したり、有名になったり、大きく成功したりします。

普通の人は、命式の中でそこまではっきりとした宣言をしていないイメージです。

だから、こういう象意があるけれど、こうともとれるし、こっちの道もあるし、運気もめちゃくちゃな上がり下がりはない、という感じになります。

ある程度本人が選べる余地があるのですね。

運命は命式で決まる?

一般人と有名人の命式には違いがあると書いたら、だったら命式で運命は決まるのか?と言えそうですが、人には環境があることを忘れてはなりません。

影響度合いで言えば、命式20%、環境80%くらいです。

四柱推命の言葉の中には、命式の格が上だの下だの、良い命式だの良くない命式だのは存在しますが、そんなことは骨董屋や宝石店で命式だけが並んでいた時に言えばいいのです。

人は生き物です。自分にとっての生き方を見つければよく、そのヒントのひとつに命式があるだけです。どの命式が良いとか悪いとかはありません。

そして、有名でもそうでなくても、好きなことをしようが嫌いなことをしようが、誰にだってどこにいたって何かしらの努力は必要です。

シンプルに考えましょう。

命式の性質が発火しやすい時期に発火しやすい環境に自分をもっていけば、そうなりやすく、その時期が早くに来るなら若くして活躍し、遅いなら大器晩成と言えます。

もしも、自分を活かすことを切に願うならば、まずそういう環境に自分を移動させることが大切です。

もしも、自分に何があるのか分からなくなったら、占いという視点を借りてみるというのも一つの方法かと思います。

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