四柱推命には組み合わせがたくさんあります。

ありすぎるので、考慮しないものもあるのですが、ピヨはこれは見ているぞ!というのが支合と相冲です。今日はその2つに関して書いてみたいと思います。

支合は子丑、亥寅、卯戌、辰酉、巳申、午未の組合わせ

相冲は子午、丑未、寅申、卯酉、辰戌、亥巳の組合わせのことです。

イメージをサクッと言えば、支合はラブラブ、相冲は犬猿の仲です。

命式の隣り合う柱にこの組み合わせがあれば、そのまま、そのような動きをします。

例えば格局というチーム分け作業をする場合、この組み合わせがあればその地支は無作用とします。(流派によるよ)

どういうことかと言えば、ラブラブと犬猿の仲という違いはあれど、お互いがお互いに夢中になりすぎて、命式上での役割を放棄するのですね。おいおい!って言いたくなりますね。

(イラスト:いらすとや)

でも、夢中という夢から覚める時もあります。

夢から覚める条件

夢から覚める条件は2パターンあります。

一つは、同じ柱を使って支合と相冲が形成されている場合です。

上の図のように、年月日の柱が順に丑子午だったとすると、年月に子丑の支合があり、月日に子午の相冲があることになります。すると、月柱の子は好きな子と犬猿の仲のアイツを同時に相手することができないので、結果3人とも普通の状態になります。

同じ場所にいたらもうややこしいし、スンってなって淡々と仕事を始めるイメージ。。

もう一つは、命式上にいずれかの組み合わせがあり、それを邪魔する干支が運気で来た場合です。つまり支合なら相冲、相冲なら支合する干支が来た時に解除されます。

上の図のように子午の相冲があれば、子と支合する丑か、午と支合する未が来れば、恋人の力によってケンカが仲裁されます。そんなケンカしてんと私と遊びに行こや~的な感じですね。けれど、この場合相手側は解放されますが、自分側はまたそちらでイチャイチャしたりケンカをすることになります。

ちなみに、「隣り合う柱で見る」「あれば無作用にする」という条件は、格局や運気の流れを出す場合の扱いです。でも、性格や得意や適職など読むときはそれらの条件を外します。(これも流派によりけり)

支合や相冲があるとよくないのか?

もしかすると、支合や相冲があると不利なのかな?解除されないとダメなのかな?と思われたかもしれません。でもね、そうでもない場合もあるのです。

支合や相冲はいわば制御の役割もしています。

すこし専門的な話になってしまいますが、羊刃の作用がくっついている通変星を持っている場合がそれにあたります。羊刃をシンプルに言えば、鋭いものという意味です。通変星に羊刃がくっつけば性格に攻撃性を帯びることがあります。でも、それが支合や相冲などで制御されていれば怖さがなくなります。

(イラスト:いらすとや)

支合は、命式の中で連絡橋の様な役割をすることもあります。

本来、通変星単体ではその特色があまり出ません。でも、その通変星がある柱と自分が支合で繋がっていれば、この能力をあなたに渡すね!あなたのことが大好きだから使ってほしくって!えへ!みたいな作用になり、発揮しやすい自分の能力となります。

逆に、相冲があれば工事中のような感じなのでイマイチと思うこともあるかもしれません。

私の命式にも相冲があるので、キミたちは何で仲が悪いんだ・・・この場所でドンパチやらないで・・・と語り掛けることがあります。

けれど、命式上に普段は開かない箱を持っていた場合、運気で巡ってくる相冲が鍵の役目を果たしますし、命式上で既に箱自体が相冲にあっていれば、開いた箱になるのでその恩恵を持っていると読めることもあるのです。

(イラスト:いらすとや)

今日は支合と相冲についてのお話でした。

四柱推命ってたくさんのパズルがあって、一概に言えないことが多すぎて、自分の命式にあると分かった人をむやみに混乱させたり不安にさせてしまうのではと思うのですが、どうしたらいいんだろう。。難しいですね。ここまでが大枠の説明として話せる限界かなとも思いますし。

言えるのは、もし、これらがあるから悪いと思い込んでしまっている人がいれば、そうじゃないかもよ?、悪くてもずっと悪いわけではないよということで、そこから考えられることもあるよということが伝わればいいなと思っています。

あなたの命式の中に支合や相冲があるか、それはどんな作用をしているかは「研究室」でお話ができます。

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