四柱推命の中で有名なのは十干よりも通変星かな?と思います。

この星を持っていたらこうとよく言われるのは通変星で、実際、得意分野や才能などを見ることができます。

でも実態は「日主から見たら」という関係性に名前が付けられているもので、例えば友達や親といった、自分から見たらどんなカテゴリの人かという関係性に○○星という名前が付けられているというイメージになります。

通変星は、上の図のように場所で覚えると理解しやすいです。五角形の一番上が比劫、その他の通変星も図のように配置し、この場所は変わらないものとします。

その上で木火土金水を配置するのですが、ここでポイントなのが、日主の五行を一番上の比劫の場所に配置するということです。

例えば、庚が日主なら金の五行なので、金を一番上にし、以降、水木火土の順で右回りに配置します。すると、金が比劫、水が食傷、木が財星、火が官星、土が印星であるということが分かります。

つまり、木火土金水の順番を崩すことなく、時計回りに配置すれば、どの五行がどの通変星にあたるかが分かるということです。

ここまでで、通変星って自分を軸として割り当てられているんだと、なんとなくでも掴んでいただけたでしょうか?

で、ですね、ということは、同じ通変星でも日主が何かによってその雰囲気が変わると思いませんか?あなたの思う友達と、友達が思う友達が違うように。

同じ通変星でも中身は違う

例えば、食神という星は、日主が漏らすという関係性の星です。漏らすというのは、日常で言えば口癖や部屋のセンスだったり、作品だったり好きなもので、どうにもこうにもそうなっちゃうんだよねみたいなものです。

それを一括して言えば、食神がある人は自分が楽しいと思えることをしましょう!と表現できるのですが、例えば日主が木である甲の人と、金である庚の人で全く同じかと言われれば違うのです。

どういうことかと言うと、甲の人が命式に食神を持つには丙が必要です。するとこの食神は甲(木)を燃やすという意味になることがあります。この甲の人にとっての食神は、心を燃やせるようなもののイメージです。

お仕事に関係する位置にこの食神があれば、何か書く仕事をしている人かもしれません。

(イラスト:LooseDrawing)

一方、庚の人が命式に食神を持つには壬が必要です。するとこの食神は、刃に滴る水滴の様な感じで、庚の鋭さを増すものになることがあります。この庚の人にとっての食神は、小気味良いもののイメージです。

お仕事に関係する位置にこの食神があれば、戦略を練るような仕事をしている人かもしれません。

こんな感じで、日主が何かによって同じ通変星でも構成要素が違うということを知っていると、五行との関係から「自分の命式の通変星」の意味を導き出すことができます。

ということで、各通変星が出るための組合わせ表を載せておきますので参考にしてみてくださいね。

日主比肩劫財食神傷官偏財正財偏官正官偏印印綬
↑ご自分の命式はこちらから出せます。

基本の通変星の記事まとめ

通変星の基本情報を載せた記事をまとめました。お好きなところから読んでくださいね。

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