例えば日主が乙の人って、誰とでも合わせられるとよく言われていたりします。でも、この星を持っている人は友達が多いとか少ないとか、どういう理屈なのかな?と思いませんか?

私は思っていました。なぜなら私は日主乙だからです。誰とでも合わせられるんじゃなくて、そのように振る舞ってるのよ!バーカバーカバーーーー(以下自粛)と心の中で思っていたかはさておき、干関係を見てみると、合う合わないという概念は存在します。

もちろん命式の配合によっても変わるので全てがそうだとは言えないですが、今回は日主からみた干関係に注目して人間関係を考えてみたいと思います。

仲良しとそうではない関係

日主とは、自分のことで、日干とも言います。

ご自分の日主を知りたい方はこちらからチェックしてください。日柱と天干が交わる箇所がそれです。

ということで、仲良しな干関係と、別にそうでもない関係を表にしてみました。

ちなみに、項目を「仲良し」と「そうでもない」にしたのは、好きの反対は嫌いではないというニュアンスからです。時と場合によれば友達よりも知人の方が力になるってあるよね。。。

日主仲良しそうでもない
甲(樹木)甲・丙・丁・己・庚・癸乙・戊・辛・壬
乙(草花)甲・丙・丁・戊・己・庚・壬・癸乙・辛
丙(太陽)戊・己・辛・壬甲・乙・丙・丁・庚・癸
丁(人口の火)甲・乙・丁・戊・己・庚・壬丙・辛・癸
戊(山、固い土)乙・丙・丁・庚・癸甲・戊・己・辛・壬
己(田畑、柔らかい土)甲・乙・丙・丁・戊・庚・癸己・辛・壬
庚(刃物)乙・丁・戊・己・壬甲・丙・庚・辛・癸
辛(宝石)丙・戊・壬甲・乙・丁・己・庚・辛・癸
壬(川、海)乙・丙・丁・庚・辛・癸甲・戊・己・壬
癸(雨)甲・乙・丙・戊・癸丁・己・庚・辛・壬

おぅ・・・乙は仲良し多いんですね。だから、誰とでも合わせられるって言われているのか・・・。

思うに、乙は草花だから、他の干からすると、邪魔にならないんでしょうね。ただし、例えばミントがミントテロと言われるくらい他の草を侵食していくように、乙にとって乙はあまり嬉しくはない。

辛に対しても、辛は宝石だから双方にとって特段必要ないというか。むしろ自分が主役になりたければ、どちらも飾られるものと捉えれば邪魔になります。私は宝石とお花を並べて部屋に飾ってうっとりしてますが。。

象意を拾って考えてみよう

関係性を見る時、ヒントとなるのは日主の隣の括弧内の象意です。

先程の乙のように、日主と他の干が出会った時、どんな反応が起こるかな?と象意をもって考えると、なんとなくイメージができると思います。

例えば、五行の相剋関係(以下図)では、木は火を生じますが、植物には太陽が必要なように、火は木を育てることもできます。ということは、火の五行の人にとっては木の五行の人は育てがいがある人となるかもしれませんし、期待に応えて木がやる気出す!!みたいなこともありそうです。燃え尽きちゃだめだけど。。。

辛だと、仲良しに入っている丙・戊・壬って、太陽と山と海でどれも雄大で唯一無二って感じですよね。こういう人たちが集まるグループってクオリティが凄そうです。辛は宝石だから、そういう系統が好きなのかも。

己は乙と同じように、仲良しが多いけれど、乙の多いとは印象が違って、畑だから大抵のものは受け入れられるよって感じがします。洪水は勘弁してほしいから「そうでもない」の関係のところに壬がいるけれど、畑で作物を育てるには水が必要だから、癸の雨はありがたいんですよね。相剋の図で見れば、土が水を剋すとなっているので、自分がコントロールできる分の水なら良いということです。

壬もそうです。土で水を汚されたくはないので土の五行が多すぎるのは微妙だけど、水が行きたい場所に行くには水路が必要で。つまりそれって固い土だったりします。なので、壬的には土の人はずっと一緒にいる友達ではないんだけど、プロジェクトのチームの戦力としていてもらえると助かるかもしれません。

(イラスト:LooseDrawing)

こういった関係性のイメージは、五行について深くこねくり回すよりも、案外シンプルで直観的なイメージの方がやりやすいですし合っています。

自分はどんな人と相性が良いのか、そうでもない人とはどういう方向ならお互い気持ちよく存在できるのか、よろしければ考えるヒントに使ってみてください。

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