今回は、有名人や身近な人を占うことについての私の考えを書いていこうと思います。

まず、誰を占うにしても、勝手にというのは基本的にナシかなというのが、私個人の考えです。

(イラスト:いらすとや)

例えば、有名人の鑑定をブログで書いていいのか問題です。有名税って言葉がありますが、本人以外の他人が適用していいとは思えなくて。けれど、載せた方が占い師のスキルなどはアピールできますし、こういう命式の場合は・・・などの説明もしやすいです。

でもね、普通に考えて、知らない相手に自分のことをあーだこーだ言われるって、有名人じゃなくとも嫌じゃないですか?

有名になる方って、実績が世に出ているので、命式と照らし合わせやすいです。なので、四柱推命の勉強に使わせてもらいましたし、特徴のある方は調べて出すのですが、自分の中の技術的な参考にして終了です。

また、Wikipedia等、ネット上に落ちている真偽の分からない情報は絶対に論文に使うな!!ということを、大学時代に叩きこまれたのもあり、ネットの情報を鵜呑みにして、こじつけ鑑定をしてしまうことの危険性も感じます。

ということで、PIYOPIYOWORKSでは有名人の命式の読み取りはブログのネタにはしていません。

身近な人を勝手に占う

もうひとつ、他の人を勝手に占うと言えば、好きな人とか家族とか友達とか、逆にそりが合わない人を占う場合です。

この人はどんな人なんだろうとか、家族は今年どんな運気なんだろうかと気になる。私にもその気持ちはあるので分かるのです。

その上で、誰かが私に許可なく私を占い、結果を伝えてきたとしたら、ちょっと引いてしまいます。大きなお世話ですし、占ってほしいなんて言ってません。冷蔵庫を勝手に開けられたとか、本棚をまじまじと観察されたとか、寝室に勝手に入られたとか、そういう類以上の詮索に値すると思います。

(イラスト:イラストAC/なのなのな)

もちろん、この人とうまく付き合いたいから命式を知りたいと思う場面はあるでしょうし、その気持ちを否定はしません。けれど、そんな時に見るべきは他人ではなく自分ではないかなと思うのです。

まずは自分のコミュニケーションの型を知って、どこを抑えているからしんどいのか、どこを出し過ぎているからこじれるのか、そこを押さえたら応用が利きます。

相手の気質を知って、より良いコミュニケーションをとりたいと考えるならば、それはコミュニケーションではなくコントロールでしょう。

相手の運気を知って、自分の不安が和らぐならば、それは相手の為ではなく自分の為です。そんな場合もやはり、自分の命式と現状から、どんな場合に不安を感じるのかを知って対処できたほうが良いですよね。

相手の命式を知ることで自分を安定させるということを続けていたら、自分が関係する全員のことを把握しないといけなくなります。それって地味にしんどいよ。。そして、人って命式にあるものだけでできているわけじゃないんだよ。。。

(イラスト:イラストAC/なのなのな)

相性占いについても、まずは自分の目と感覚を信じてほしいです。相性占いをしたいということは、自分自身、もしくは関係性のどこかに不安や不満があることが多いです。だったら、見るべきは相性ではなくそこなはずで。自分が何を大事に思っているのかを見つめることで、自ずと関係性をどうすべきかは出てくるはずです。

誰かを占いたいとき、誰かの命式を知ることで達成される目的は何でしょうか?ひと呼吸おいて考えれば、自分以外の命式を見なければならない必要性は案外少ないと思います。

一方、命式を知ることで、双方のメリットになり得る使い方もあります。長くなってきたので、この話は次回にしたいと思います。

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