先日、某所にお出掛けした帰りに突然ナビが圏外になってしまい。。。仕方なく立ち寄った場所があったのですが、なんとそこで近くに五行スポットがあるとの看板が目に飛び込んできました。
そういうのが好きな友人と私は、夕方にもかかわらず全く予定していなかった五行巡りをすることになりました。
ところが・・・気付けば逆行していたのですね。
もちろん、だからどうということはなく普通に楽しかったのですが、帰ってきてから五行を逆回りしたら、どんなことが見えてくるかな~と考えていたのです。
ということで、今回はそうして見えたことを書いてみようと思います。

さて、五行には、木が火を、火が土を、土が金を、金が水を、水が木を生むというルールがあります。
これを「相生」というと、四柱推命を学べば出てくると思うのですが、本来、相生とは「お互いに力を与え合うこと」なので、図のように右回りの矢印だけだとその意味にならないことに気付きます。
言葉の通りにするならば「⇒」ではなく「⇔」なのですね。
そこで逆回りをして、生んでもらった方は生んでくれた方にどんな力を与えているか考えてみます。
- 木は火を生じるけれど、火は木に何をするか
木が育つ条件は、水があって太陽の光があることです。ですから、火は木を育てる役目をします。
そして、木を刈り取る「金」の力を弱めて木の成長の邪魔をさせません。
- 火は土を生じるけれど、土は火に何をするか
土は水をコントロールすることで、火を守ります。
そして、竈のように土は火を守ります。
- 土は金を生じるけれど、金は土に何をするか
金は、木を切り倒すことで土の栄養が奪われることを防ぎます。
そして、鍬のように金は土を耕すことで土を良い状態に保ちます。
- 金は水を生じるけれど、水は金に何をするか
水は、火を消すことで金が溶かされないよう守ります。
そして、水で金を洗うことで金を輝かせます。
- 水は木を生じるけれど、木は水に何をするか
木は土を弱めることで、水が泥水になることを防ぎます。
そして、木には保水力があり、根を張ることで蒸発や流出から水を守ります。
なにか気付きましたか?

そう、逆回りが直接生むことはないのですが、自分を生んでくれるものを守ることで力を与えているのです。
ちなみに、生む方は生んだものが弱められないよう、その力を吸い取るものを剋したり、剋してくるものの力を吸い取ったりしているのですね。
で、そうすると手が足らなくなる場所があります。実はそこの攻撃から守ってくれているのが「自分が生んだもの」です。
人に例えるならば、親が子供を一生懸命守り育てているとします。でも、外野が良くない感じで口出してきたとしましょう。そんな時に子供が一言、「大好きなお母さんを責めないで!」と言う、みたいな感じです。
子供の誕生は、同時に、親の誕生でもある。
ということで、相生って一方向だけではなく、実はお互い力を与え合っているのだというお話でした。
命式読解も五行の関係性や流れを追うところが醍醐味です。ピヨと一緒に命式を読んでみたい方は「会議室」か「書の部屋」の扉をノックして下さい。
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