命式を読むときに大事なのは、その星や十干の意味がどのように当てはまるのかを考えることです。
占い師は八字の配置を見てそれを読み解くのですが、そうでない方は意味から連想していくしかないですよね。今回はそんな時に注意したいことを書いてみたいと思います。
星や十干の中には「安定」の意味を持つものがいくつかあります。私の命式にも「安定」が大事と書かれていますので、今回はそれを例にします。
ということで、ひとまず、あなたの命式に「安定が大事」と書かれていたらどんな仕事を選ぶかを想像してみてください。
できましたか?

(イラスト:いらすとや)
それでは私の仕事の実情を書きますね。
- 毎月一定の収入があるわけではない
- 前日に突然○○の現場行ける?と言われることがある
- 仕事の内容は現場に行かないと分からない
- メンバーも現場に行かないと分からない
- 場所は案件ごとに違う(全国)
自分で書いてて笑ってしまったのですが、安定とはかけ離れています。ガチャみたい。
でもね、これは「私にとっての安定」を手に入れるのにマッチした内容だったりするのです。
正社員で数社お仕事をしましたが、私にとって、同じ場所で同じ人と仕事をするのはストレスでした。その仕事を続ける限り終わりがないことがシンドイのです。つまり、私が安定して仕事を続けるには「区切り」が必要です。
今は、「微妙な仕事でも○日までだから」というように、終わりが見えているから頑張れるという感じで、オイシイ仕事はもうちょっと長くてもいいよと思ったりもしますが、それを社員になってするかと聞かれればNOです。
つまり、私が安定するためには「不安定」も必要だったと言うことになります。
これね、命式の「安定」を「安定した仕事」としてイメージするならば、現実が違い過ぎて不安になるわけです。
私もずっと「安定」って書かれてあるのにどうして会社員が続かないんだろうと思っていました。でも、よく考えればそこに私の安定がないのだから続かないのは当然です。
一方で、「自分が安定して仕事できる」イメージをするならば、この働き方でOKなわけです。

(イラスト:いらすとや)
この安定が司る場所の違いは、命式をよーーーく観察すれば分かることなのですが、普通に難しいです。
だからこそ、単語の意味から連想してヒントを得るならば、自分にとっての意味をまず考えることが大切になります。
同じ会社でずっと働けたら安定する、結婚したら安定する、お金があれば安定する。安定でパッと思いつくこと書けばをこんな感じだと思います。これも嘘ではないと思いますが、それで安定しないならもうちょっと自分に寄せて考えてみてほしい。
とりあえず安定しなくちゃ!ではなく、私は私のどこを安定させたら良さそう?そんな風に考えられたなら、命式を読んでみた甲斐があるってものです。
ぜひ、既存の概念にとらわれずに考えてみてくださいね。
そしてもし、ピヨと一緒に命式を見ながら考えたいと思われたら「会議室」の扉をノックしてください。書面鑑定もしています。少し不思議な世界からのメッセージをヒントにしてみたい方は「森の洞窟」も覗いてみてください。
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