先日出張で、山~!!田んぼ~~!!!!のような場所に行ってきたのですが、田んぼ道をてくてく歩いていると、水について考えを巡らせることができたので、今回のテーマにしてみたいと思います。
あなたは用水路を見たことはありますか?農業用や工業用に水を供給排水するためのものですが、その水の流れを見てふと思ったのです。
水が流れられるのは道があってこそなのだなと。
つまり、四柱推命的に言えば、用水路は土剋水で、それによって実りが生じます。

水という五行、特に壬は流れる水のことで、しばしば「自由」という性質を持つと言われます。
用水路の水を見ながら、その自由を真の自由とするためには、土の力が大切なんだろうなぁと思いました。
水自体は本来それだけで形を変えることはできません。水は水。でも、何らかの力が加われば、蒸発もするし、凍りもするし、流れが変わることもあります。また何らかの器に入ればその形にフィットすることができます。つまり、外的要因によって如何様にも変わります。
ところで、自由という意味を調べれば、「他からの束縛を受けず、自分の思うままに振る舞えること」とありました。何にでもフィットするという性質とは真逆な気がします。フィットするためにはなんらかの束縛を必要とするからです。
では、壬にとっての自由とは何でしょう?

(イラスト:いらすとや)
私は、如何様にも変わることこそが水であり、でも、たとえ姿かたちが変わったとしても水であることは変わらないのだと忘れず、恐れずに変わっていくこと。フィットするもしないも自分で決め、行動できることが、壬の真の自由なのではないかと考えました。
フィットできる性質はある意味では厄介です。なぜなら、性質上嫌でもできるから。四柱推命的に言えば、これこそが己土濁壬(きどだくじん)の状態で、土が水を汚すということでしょう。
土は水の人にとっては官星です。正義や責任感、社会的意義を問うような星ですが、自分にとってのその質や分量を見誤ると自分が汚れることになります。
自分が汚れてしまえば、汚水の供給、或いは水の流れが止まることで、田畑に水が届きません。
正義や責任と言えば変わらないもののように思いますが、時代や場所、状況によって様々です。
水の人が自由であるべきなのは、実は土の部分ではないかと私は思っていて、砂場の泥団子、波打ち際の砂でできたお城、砂に書いた文字のように・・・水にとっての土は、いつだって遊び心があって柔軟に作り変えができるものであればいいなと思っています。土は水を理想の場所まで導いてくれるものだから。
ということで、今日は水と土について私なりに語ってみました。
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