魁罡。そもそもなんて読むねん!と言いたくなりますが、「カイゴウ」と読みます。
庚戌・庚辰・戊戌・壬辰のいずれかが日柱にあると、
- 激しい宿命をもつ
- 意志が強い
- 天才的な頭脳
- 強靭
- 文章が上手い
- 女性は夫と離婚や死別しやすい
- 自殺者が多い
などなど、こんな意味があるとされています。なんか恐ろしいものもあるね・・・。
様々な場所で書かれてある魁罡の説明を見れば、すごい星っぽい気がしてきます。この星を持つ有名人を見れば錚々たる顔ぶれで、やっぱり特別な人なのかも?となります。
なんだけど、、、ほんとうか???と疑いたくなるのは、日柱だけで読むというのはなかなか厳しいぞと思っているから。
ということで、今回は魁罡をよーく見てその意味に迫ってみようと思います。
まず、気質の強さを見てみる
日主の気質が強いと判断できるざっくりとした目安は、通根している柱か、地支から生じられている柱かになります。
(※通根・・・天干の五行と同じ五行が地支の蔵干にあること。参考:通根ってなに?)
これを踏まえると、
- 戊戌、庚戌、壬辰は通根している。
- 庚戌と庚辰は、地支の土から日主の金が生じられている。
以上のことから、気質は強いと言えます。
意志の強さをみる
十干の基本的な意味として、
- 戊は硬い土を表し意志が強い。
- 庚は武力を表し曖昧さを嫌う。
- 壬は自分の納得を必要とする。
があります。
組み合わせで見れば、地支から生じられたり、通根することによって意味がはっきりとします。
日柱にあることからも自分の性質になりますので、意志が強いかも?という予想はできます。
あとは他に邪魔するものがないかどうかのチェックをして、なければOKだよねということになります。
天才的な頭脳を持っているか
庚・壬の人は基本的に頭脳派な人は多い傾向です。
また戊戌・庚戌・庚辰は足元に印星があります。印星は学問の意味がありますので、その方面との関わりはあるかもしれません。が、天才的かと言われれば・・・他の場所も見たいところです。
そもそも学問とは違う意味が出ている場合もあります。
文章が上手いについてもこれだけでは分かりません。文豪に魁罡の方がいるので、そこから来ているのかも。
庚辰・壬辰なら、どこかに木の五行でもあれば文章周りの可能性が入るかもしれません。
女性は夫と離婚や死別しやすいのか
なんでなん?と言いたくなりました。
こじつけるならば、頭が良く強い女性は、昔は結婚相手としては選ばれにくかったくらいしかないです。
あとね、当然、人はいつか死にます。どちらかが先に亡くなれば死別になります。それでね、女性の方が長生きの傾向がありますよね?なので、これは別に魁罡の人だけの特別な話ではないです。
自殺者が多いのか
これもなんでなん案件です。日柱だけで分かるなら、どれだけの人が救えることか。。。
魁罡を持つ文豪に自殺している方がいることから来ているのかも?と思います。
でも、魁罡があるからその可能性があるのではありません。
激しい宿命なのか
基本的に、命式内の五行のバランスが偏っていると平凡ではない人生と四柱推命的には判断します。
ということで、もうお分かりですね?これだけでは分かりません。
(イラスト:いらすとや)
魁罡は4種類あると書きましたが、流派によっては、戊辰・壬戌が加わる場合があります。60干支の内で4~6種類って、特別にしては多いね?と思ったり。
四柱推命には、特別な名前が付けられた干支の組み合わせが無数に存在します。
これらはキャッチ―なので、命式にあると盛り上がったりするのですが、なぜそう言えるのかを考えたいところです。
せっかく大物と同じ特別な星があると分かって喜んでたのに、おもしろくないわ!!と思う方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、理屈を考えて、どうしてそんな意味があるのかを探せば、怖い意味は怖くなくなるし、占いに呪いをかけられなくて済むでしょ?って私は思うのです。
魁罡に関わらず、特殊な星や運勢を持つ人は生きるコツがあって、自分らしく生きよう!みたいな感じで言われることが多いですが、特殊な命式であってもなくても、自分の手綱を自分でしっかり握って、生きたいように生きたらいいと思うピヨでした。
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