【食傷】「好きなことを仕事に」の言葉に注意

きっと誰にでもある、こうなったらいいな、こんな風にできればなという思い。そんな気持ちを持ち続けて自分なりに突き詰めていくのが食傷（食神・傷官）です。

この星と繋がる人は、自分の思想があって、好きなものを大事にする人。

コップの水があふれるように、自分からあふれ出るものが食傷で、天干にあれば目に見える形で表現として現れ、地支にあれば原動力となります。

だから、好きなことをやってみようと言われたことがある人も多いはずです。

（イラスト：LooseDrawing）

今の社会では、好きなことで稼いだもの勝ちとか、好きなことを仕事にすることが良いような空気があると思います。けれど、この「好きを仕事に」という言葉、食傷をお持ちの人ほど、注意かなと思っています。

命式に食傷があるだけで、好きなものを仕事にした方が良いような気がしていませんか？好きな仕事探しを延々としていませんか？楽しいことをしなければならないと思っていませんか？

もしそうなら、「食傷があるから」という言葉に引きずられ過ぎている状態なので、いったん戻ってみましょう。

食傷という言葉は、自分から漏れ出るエネルギーです。漏れ出るのだから、漏れるまでは貯めないといけません。何を貯めるか？比肩のエネルギーです。

比肩のエネルギーはまず、自分をする、です。今自分ができることをすればいいのです。で、それをやっていくうちにこぼれたもの、それが食傷のエネルギーです。

好きなものは、探すのではなく出会うのですよね。例えば、小さな子が電車を好きになるきっかけが、家族と出掛けた時に初めて電車を見たことだったというように。

（イラスト：LooseDrawing）

誰かから貰ったのがきっかけで好きになることがあります。興味がわいたものに対して、まずはやってみることでより詳しくなることもあります。そして、最初は苦手だった仕事でも、やっているうちに好きになることは結構あります。

そういうものが食傷が司るものだから、好きなものを見つけなくちゃと焦っているとしたら、焦らなくて大丈夫です。

その上で自分を見てください。

別に好きでもないけれどお金になっているものはないですか？あるとすれば、それはあなたの食傷のエネルギーです。なぜなら、食傷はお金を生み出す源だからです。

めちゃくちゃ嫌でなければ、好きを仕事にの言葉に引っ張られず、そのお仕事を磨いてみてください。食傷は技術でもあるのです。全然好きじゃないしむしろ苦しいと言いながら、その技術にプライドを持ち、名を馳せている人はたくさんいます。（ブラックすぎて体や心を壊しそうとかはダメだよ。）

（イラスト：LooseDrawing）

また、これだけは譲れないというものはありませんか？その視点で何かを選んでいたとしたら、それがあなたの食傷のエネルギーです。なぜなら、食傷は思想だからです。先程の様な技術という意味を当てるには、命式の中で一定の条件が必要です。ですが、その条件に当てはまらなかった場合は思想となり、その思想が呼び込む世界と繋がるということになるのです。

食傷は、好きなことや楽しいことに意識が向きやすいです。ということは、それがないと、ないことばかりに注目してしまいやすい、とも言えます。もし今、あなたがそういう状態ならば、いったん自分の今の生活に集中し、時期が来れば出会うと、好きを探す気持ちを横に置けたなら、ちょっとだけ心の負担が減るはずです。

興味のあることにチャレンジしてみるのは、もちろんおススメです。特に新卒の方などは、仕事においての好きや得意、向き不向きはまだまだ分からないはずですので。

ということで、今回は食傷が仕事を選ぶときの引っ掛かりやすいワナについてのお話でした。

あなたによりフィットするような、命式を全て考慮した上での見方は「会議室」でお話できます。

めちゃくちゃ悩んでる訳でもないけど、モヤモヤしたり、キッカケを探している人はピヨと一緒に考えましょう！

＜こんな記事もあります＞

☆PIYOPIYOWORKSのサービス