本社勤務をしたことも、客先常駐をしたことも、お店の店長をしたこともあるのですが、心底思うのは、適材適所をちゃんと見極めれば、こんなに現場が荒れることはないだろうに…ということでした。
人の能力の見極めをおろそかにするだけで、どれだけ本人の精神を蝕み、プロジェクトを後退させ、企業を弱体化させるか・・・・どれだけ立派な建物に入っていようが、会社は人なのですよね。
それで思うのです。例えば部下の育成に悩んでいるとか、この社員はどのポジションが輝くかなどの配置に関して悩んだときは、四柱推命を参考にしてもいいのでは?と。
もちろん本人の意思に加え、日々の評価や実績などが重視されるべきことではありますが、四柱推命は人や自分の心を不自然にコントロールする(※)ためではなく、マネジメントに使えます。
(※)参考:→知りたいからって勝手に占っていいのかな?
(撮影:Randy Fath)
四柱推命って、古くは国に貢献できる人を見分ける手段に使われていました。しかもかなりシビアに。
使えるか使えないか、組織にとって都合がいいかどうかが分かればいいので、それを証拠に、吉星と呼ばれる星は真面目とか社会性があるような性質の星になっていますし、逆に自由を求めるような星は凶星とされています。なんて酷い…と思うような、失礼で辛辣なカテゴライズもあったりします。そんな感じで、そもそも人事の為に作られたものだから、人の才能が分かる様になっています。
もちろん今の時代、吉星だから会社にフィットするとか、凶星だからどうということはありえません。
例えばスタートアップ企業なら、機動力があって変化に対応できやすい人の方が良いかもしれませんし、クリエイティブな企業でも、全員が自由人だと困るので、精神的に安定していて全体を見渡せるような人が必要かもしれません。
(イラスト:LooseDrawing)
私は、技術的にできないのにできると謳って参画する(させる)地獄のような現場を経験してきました。今まで何の興味も接点もなかった国の言葉を話せと言われてもいきなりは無理なように、技術や能力って、今日言って明日スキルアップできるようなものではないですよね。
今はできなくとも見込みがあって、育てる余裕があるのかないのか、今どんな状況なのかで、人の採用条件や配置って変わります。
打たれ強い人とそうでない人、褒めて伸びる人、褒めたら図に乗る人、怒ったら委縮しすぎる人、一人の方がパフォーマンスが上がる人、頭脳労働がいい人、肉体労働がいい人、リーダーに向く人、2番手の位置が輝く人、色んな人がいます。
全ての人に気を回して全てのことに配慮するのは難しいですし、無理ですが、その企業に適した人材をその人に適した場所に配置すれば、本人に波が来たとしても、超えられる可能性は上がります。それは、本人と会社にとっての体力にもなります。
ということで、今回は適材適所と四柱推命についてお話ししました。
自分にどういう才能があるのか、どういう働き方が向いているのかなどは、「会議室」でお話しできます。
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